神奈川遠征
先日、2泊3日で神奈川遠征に行ってきた。
3年生の活動が10月で終了することをふまえ、これまでできなかった宿泊での遠征を行った。
遠征先で久しぶりに再会したサッカーのコーチをしている同級生が私に言った。
「大人の1年と中学生の1年は違う」
本当にその通りだと思う。
遠征ではサッカーの試合以外の経験もさせ、アトレティコ風にしたかった。
例えば多くのチームがバスで行くところが多いが、今回は魚沼から神奈川まで格安切符を使い、あえて鈍行列車で向かった。他にもアルビレックスの試合以外見に行くのが難しい魚沼の選手たちなので、ピッチが近い三ッ沢球技場でJリーグの観戦をしたり、自由行動時間を作ったりもした。
アトレティコの考えとして、せっかく魚沼の外の地域に行くので、サッカーはもちろんだが、それ以外のことも吸収してほしい。もちろんその経験がすぐに成長につながるわけではないが、これからの成長においての「肥やし」にしてほしいと思う。
私自身の方針として「引きこもる選手」になってほしくない、という想いから初の遠征だったが色々盛り込んだ。
さて遠征先の交流試合だが、初日に母校の鎌倉岩瀬中学さん、二日目に横浜ミラオーネさん、3日目に以前、指導していた古巣の鎌倉第一中学さんと対戦したが、中体連とクラブチームとできて、大変有意義な交流試合となった。
アトレティコの選手にとっては鈍行列車という長旅、慣れない宿泊で普段とは違う厳しいコンディション。その中でどれだけできるかがポイントであったが、動きが重いなか、三日間よく戦った。
ただクラブ選手権からチームとしてさらに上を目指すなら、選手たち同士、もしくは自分自身に対して「厳しさ」を持つ必要がある。
遠征でも多くのチャンスがあったが、押し込んだりチャンスは作っているが決めきれない。逆に押し込まれた時に押し返す精神力がなく、ミスしてはいけないシーンでボールを失うことが多くあった。
これからはもっとチームが「楽しい雰囲気」を持ちながら、勝負強さを持ち合わせる集中力が必要になってくる。
つまりオンとオフの切り替え。
スペイン人の同年代の選手はそこができていた。アップではリラックスしながら体を温め、試合に入った瞬間の集中力がすごかった。
アトレティコの良さである「明るさ」を失わずに、集中力のギアが入れられるようにして、「強さ」を身につけていきたい。
アトレティコは開かれたチームを目指す。そのために今回の遠征は良いきっかけとなった。
選手にも広い視野を持ってもらうことと、成長のため今後も定期的に遠征をしたり、県外チームを魚沼に呼んで交流していきたい。
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