サッカーはマイナースポーツ?
「サッカーチームに入って、入って。」
チームのことを考えると、チームに多くの子どもが入ってほしいのは当然です。
ですが少子化まっしぐらの地方の町で、サッカー、野球、バスケット、陸上、ましてや雪国なのでスキーなど、子どもをめぐっての争奪戦は避けては通れないものです。
CFアトレティコ魚沼は2020年度に中学生のクラブチームとして活動が始まりました。
アトレティコは高校生年代以上で活躍できる選手を輩出することを目標とするとともに、地域におけるサッカーの「普及」という側面でも活動しています。
現在、魚沼地域のジュニア年代では優秀な指導者や好チームもある一方で、サッカーチームに入っていない子どもはまったくサッカーに馴染みがなく、サッカーの存在が遠いものになっているような気がします。
ちょっと待て、本当にこれで良いのだろうか?
なぜなら休み時間や放課後にサッカーで「遊ぶ」という子どもや児童いますか?
野球チームに入っている子が、サッカーで遊ぶだろうか?
水泳をしている子がテレビやスタジアムで、サッカーを観戦するだろうか?
つまりサッカーが「娯楽」や「遊び」として存在してなく、マイナースポーツになっているという現象。
そこでアトレティコでは小さなことではありますが、まず始めたのが、地域の総合型運動クラブの「エンジョイスポーツ魚沼」が主催で行われている、年数回の運動アカデミーにインストラクターとして参加すること。
対象は小学生で色んな運動プログラムが開催されますが、その中のサッカー部門の担当をさせていただいています。
あくまで目的はサッカーチームに入る勧誘ではなく、サッカーに興味を持ってもらう「きっかけ」
またアトレティコ魚沼の中学生の選手にも2名ずつアシスタントとして参加してもらい、普段の選手の時とは違い、教える側の体験をしてもらっています。
こういった機会は大変貴重で普段サッカーになじみのない子どもたちに、サッカー遊びをしてもらう良いきっかけになります。
サッカーの競技人口を増やすことも大事ですが、サッカーチームに入っていない子たちが、サッカーを遊びとして行い、興味を持ち、サッカーが好きになる。サッカーに関わる。
これだけでもサッカーの輪が地域に広がります。
少しずつではありますが、サッカーを通じて、チームが地域貢献できるように活動していきたいと思います。
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