チームフィロソフィーを落とし込む
今週末は土曜にU13リーグやU15、14のトレーニングマッチがそれぞれあり、日曜は全選手、トレーニングマッチを行った。
日曜は主力の選手を多く欠いたが、その分U14、13が活躍できた日となった。
特にU13は土曜のU13リーグで敗戦の悔しさがあるなかで、高いモチベーションを感じさせるプレーをしてくれた。
対戦させていただいた三条四中さん、栄中学さん、ともに中体連の県大会を控え、本番モードの2チームとできたのは大きい。
序盤、フィジカル差があったが、徐々に対応し、相手のミスを見逃さず、ショートカウンターから1点を先取。そのまま耐えて逃げ切り。
良かったのは選手権後、チームのアイデンティを取り戻すために、人とボールを動かして、スペースを狙うサッカーを少しずつ体現できるようになった。
入団してくれた全選手が躍動し、遠回りをしてもよいから遊びがあるサッカー、つまり逆をつく、緩急がある、創造性、連動、戦術IQ、そして自分の武器を発揮できる集団にしたい。
特に創造性があるプレーについて、アトレティコではどのようにこの部分に磨きをかけるか。それは意外性のある練習メニュー、そして選手が実行したよそのチームでは怒られるかもしれないふざけたプレーやふるまいを許容すること。
例えば、先日の練習でゴール前のシュートでループシュートをした選手に対し、別の選手から今はシンプルにゴールキーパーをずらして打てばよい、という指摘があった。
指摘した別の選手は確かに「正解」である。
ただ私はその時「面白い!」と一言。
実際はそのループシュートに対して、また同じことを求めているというより、本人も含め、他の選手に対して「意外なことをしても大丈夫」というメッセージを込めている。
その許容がここぞの時に創造性あふれるプレーを作り出す。つまり遊びのプレーだ。
もちろんやってよいゾーンといけないゾーンをやんわりと伝えながらではあるが。
実際、昨年の卒業していった2期生の代はそういった積み重ねで、私自身も選手のプレーに騙されるようなプレーがよくあった。
アトレティコは誰でも入れるし、初心者でも入れるクラブチームであり、敷居を高くするつもりもない。ただどこにでもあるチームを目指しているわけではない。
どういったサッカーで勝つのか、成長するのか、高校生年代以降の選手の輩出を目指すのか、ここを絶対に見失ってはいけない。
偶然通りかかった人がアトレティコの試合を見て、足をとめて見てくれるようなプレーと雰囲気があるチームでありたい。(決して結果を軽視する意味ではない)
そのために日々の練習から監督である私が創造性を失ってはいけない。
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